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レッスン1

「睡眠中、肌は分泌物を出すなどしてけっこう汚れる」という話をよく耳にします。
朝起きたばかりの肌が汚れている? そんなはずはありません。
それは「汚れ」ではなく、私たちの肌が自分でつくり出した「天然の保湿物質」です。

朝、洗顔料を使うと、眠っている間にせっかく自力で作り出した保湿物質を、洗い流してしまうことになります。

イラスト だから、朝は洗顔料を使う必要はありません。低めのぬるま湯で、軽くすすぐだけでOK。 そうすれば皮脂を落としすぎず、次第に皮膚はうるおいを取り戻していきます。

洗顔料を使わないと気持ちが悪いという方やニキビのある方は、弱酸性の洗顔料で、ごく軽く短時間の洗顔を行いましょう。

洗顔料をよく泡立て、泡をたっぷりと顔にのせたら、すぐに低めのぬるま湯で顔全体をなでるようにすすぐだけ。
これだけで十分です。私やスタッフはこれで肌にツヤが出てきて、肝斑もうすくなりました。

アンチエイジング対策、乾燥肌に悩んでいる方、くすみが気になる方、肝斑のある方は、特に試してみてください。

レッスン2

顔の皮フにあまり触らず、汚れを必死に落とさず、適当に洗顔して、必要な成分を与える。
これだけで肌はきれいになります。
洗顔後、「キュキュッと」した肌になるのは一番NG。
大事な皮フバリア(=角質層)まで取ってしまっている可能性大です。

メイクをしている場合は、ミルク系かジェル系のやさしいクレンジング剤で落とし、次に弱酸性の洗顔料で洗います。
(美肌道のスキンバランス・クレンジングをお使いの場合は、軽いメイクなら落とせるので、ダブル洗顔の必要はありません)

洗うときは指先ではなく、指の腹を使います。
肌と手指の間に、クレンジング剤もしくは泡の薄い壁をはさんでいるつもりで、ゆっくりと軽く、なでるように動かします。
地肌が少しでも動いたらダメ! ここが大切なポイントです。

すすぐときも肌をこすらず、低めのぬるま湯を顔にかけるようにします。
少々の汚れは残っていてもいい!くらいの「やさしさ」、「適当さ」で洗ってください。

ニキビ肌の方にもこの方法をおすすめします。
なぜなら、「肌に炎症が起きている」という点では、ニキビの方も肌荒れの方と同じ。
とにかく肌に刺激を与えないように、やさしく洗顔するのが大切です。

多くの人が「つるつるぴかぴかの素肌」をめざすあまり、洗顔で肌をこすりすぎています。
正しい洗顔をすると、肌は「つるつるぴかぴか」にはなりません。「ふっくらもちもち」になっていくのです。 そして、くすみ・赤みが減っていきます。

そう。めざすのは「ふっくらもちもち肌」です!!

レッスン3

化粧水は、健康な肌と同じ弱酸性のものを選びましょう。
毎日、朝と夜に肌につけるものですから、低刺激成分、低防腐剤であることも大切なポイントです。

つけるときは、化粧水を手のひらに取り、さっと伸ばしてから手のひらを肌に押し当てるようにして、そうっとなじませます。
パッティングは必要ありません。特にコットンでのパッティングやふき取りは、皮フをこすって小さな傷をつけてしまうことが少なくないので避けましょう。

肌に対するあらゆる「刺激」を排除すれば排除するほど、美肌に近づきます。

ローションパックは効果アリ? ナシ?

化粧水を普通につけるよりも、コットンに染みこませて肌に貼りつけておいた方が、
肌がヒタヒタにうるおい有効成分が浸透する…。
正解部分もありますが、誤解されている部分も多いスキンケアの代表です。

肌の「うるおい担当は、たった0.02mmの厚さの角層です。
この薄い部分に水分を補給する目的であれば、ローションパックは必要ありません。
化粧水をつけるだけで十分です。
毎日お風呂に1時間入ったからといって、肌に水分がたまっていくわけではありませんよね。
水分を補給しすぎても、余った分は蒸発するだけなのです。

では、有効成分が浸透していくのか。
たしかに化粧水をつけるよりローションパックしてあげた方が、奥まで届くことがあります。
ただし、ローションパックで「届く成分」と「届かない成分」がありますから、それを見極めることが肝心。

コラーゲン、ヒアルロン酸、エラスチンなどは、表皮の上に「膜」を張ることで「うるおい感」を与える物質。
分子量が大きく、角層をすりぬけていくことはできないので、ローションパック不要な成分たちです。 逆に、ビタミンC誘導体などはローションパックが有効といえるでしょう。

アンチエイジング対策、乾燥肌に悩んでいる方、くすみが気になる方、肝斑のある方は、特に試してみてください。

レッスン4

肌のもっとも外側には「角質」と呼ばれる層があります。近頃は、「古い角質がはがれずに肌に残っているのはよくない」という情報ばかりが注目され、せっせと角質を除去している女性を多く見かけます。

でも、待ってください。 ゴマージュやスクラブ、あるいはコットンでのふき取りなどで角質を除去するのはNG! すぐにやめてください。

角質を無理にはがし落とすと、次々に未熟な角質がつくられてしまいます。
未熟な角質はキメが粗く、水分保持能力が低いのです。

角質は本来のリズムで生まれ変わらせ、ふっくら「育てる」ことが大切!
すると、肌に美しいキメが生まれ、メイクのノリもよくなります。

レッスン5

化粧水の後につけるクリーム類も「塗り込ん」ではいけません!
ふわーっとなでるだけでOK。
お手入れはやりすぎてはダメ。お肌を触りすぎてはいけません。

また、夜のお手入れの後、寝る直前にもう一度クリームを足すことをおすすめします。
お風呂上がりにすでにクリームまでお手入れが済んでいるので、水溶性の美容液は浸透しにくい状態。なので、以下のように季節に合ったクリームを足すのが効果的です。

夏……美白剤の入っているクリーム
秋・春……肌荒れ防止のクリーム
冬……保湿効果の高いクリーム

クリームはたっぷりめに塗るのをおすすめします。枕につくのが気になる方は、タオルを巻いて眠りましょう。 これだけで、翌朝の肌に差がつきます。ぜひお試しください。

しなびた肌の回復法

「ニッ」と口を横に広げて笑うと、口の左右にほうれい線が浮かび上がります(ほうれい線は若い方でも出ます)。
そのほうれい線の外側を見てください。細かいたてジワが見えませんか?
たてジワがあるのは、肌がしなびている証拠。乾燥していて、すぐに肌荒れする状態で、肌の地力が下がってきています。

「そういうときはセラミドと皮フの女性ホルモンを補充すると、早い方では1〜2日で回復します。
セラミドは角層のキメを整え、外界の刺激から肌を守るバリアの役目を果たしてくれます。足りなくなった女性ホルモンを足すと、ふっくらした皮フになってきます。

ちなみに、美肌道では「リュクス・クリーム・パーフェクト」にはセラミドを、「ホイップクリーム・−8(マイナスエイト)」には女性ホルモンを配合しています。

レッスン6

「何か肌にしてあげたい」。その気持ちはとてもよくわかります。
しかし、マッサージは「肌をこする」ことにつながります。
顔面を変形させたマッサージで得られるものは、残念ですが「皮膚の傷み」と「たるみ」です。

美容皮膚科の教科書には「シワ・たるみ予防」として、以下の注意点が挙げられています。

  1. 皮フに過度の運動負荷をかけない → おしゃべりの人ほど頬のしわが多い
  2. 外的負荷をかけない → 皮フをこする人ほど小ジワが増える
  3. 紫外線を避ける → 露出部位ほど大小のシワが多い
  4. 徐々に太る → 急に太るとそれに合わせて皮フが拡張するので、やせた場合にひどくたるむ
  5. 栄養に気をつける → 成長が完成した後は過度のタンパク質を摂取しないほうが老化を促進しない

    (美容皮膚科プラクティスより)

顔のマッサージをしている人は、皮フに過度の運動負荷を与えていることに他なりません。
肌のためにやめてあげてくださいね。

レッスン7

開いた毛穴をマイクロスコープで見ると、「すり鉢状」になっています。なだらかにへこんでいる、と言えばいいでしょうか。 医学論文によると、すり鉢状毛穴の周囲では「未熟な角質」が多く存在することがわかっています。「未熟な角質」は肌荒れ状態のときに見られるもの。開いた毛穴の周囲では肌荒れが起こっているのです。

また、開いた毛穴からは皮脂分泌も多くみられるのですが、通常の状態よりも不飽和脂肪酸の割合が多いのが特徴です。不飽和脂肪酸も肌荒れを促進させます。

つまり、開いた毛穴周辺は肌荒れしており、独特の皮脂を出す。その皮脂がまたいっそう肌荒れを促進させる。それにより、またまた毛穴が開く…という悪循環におちいってしまうのです。

はがすタイプの毛穴パックは、肌荒れを起こしているときにいいはずがありません。
クレンジングオイルで念入りにマッサージするのも避けましょう。
肌荒れ=微小炎症を起こしている肌をこすったら、よけいに炎症がひどくなります。 オイルが皮フの持つ必要な皮脂分まで奪ってしまいますから、肌荒れもいっそう進行し、不飽和脂肪酸が分泌されるようになってしまいます。

毛穴ケアの正解は
1.弱酸性の洗顔料でふわりとソフトに洗う
2.弱酸性の化粧水(保湿力のある無添加、無着色、無香料のもの)をやさしく塗る
3.適切な油分を与える(脂溶性ビタミンCやセラミド入りのもの)

これで、ゆっくりと毛穴は回復していきます。
毛穴ケアは短期決戦タイプのコスメが多いですが、
小さく美しい毛穴は、じっくり角質を育てて肌を養うことで、はじめて手に入るのです。